名機再生 173 SONY CF-1790B デザイナーズブラック スピーカーコンディション極上 ワウフラッター極小 電子部品大量交換 通電メンテ 注文

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商品情報

ブラックのデザインラジカセ ラジオキング

商品説明
締め切りは土曜日の午後2時です

私の出品ではなんとなくですが いつもステレオの次はモノラルかな という順番になっています
やっぱりモノラルにはモノラルラジカセの良さがあるのです

子供の頃のことですが ステレオラジカセが本来の姿であり
「モノラルで聴いてどうすんの?」的な発想はありました

ところが このモノラルラジカセの音は聴く人を魅了させます 決して侮れません
この1790とか1980Ⅱの音の響きはとても説得力があります

なんだろう まずモノラルだと聴く場所の自由度がかなり広いのです

これは結構大事な事で 小さなステレオラジカセ 10が良い例ですが 聴く位置で激変します
そこはステレオなので 二つの音の波の重なる正面真ん中が美味しいゾーンです

それと その美味しいゾーンは一定の間隔で存在します
ところが モノラルはそこまで気を使わなくても美味しく聴けるのです

モノラルラジカセのテストを一週間も続けていて 次にステレオラジカセを鳴らせば
「あーやっぱり ステレオだよね」と聞いた瞬間にそう思います

それでも これくらいのレベルのモノラルラジカセの音の響きを聴けば しっかりと音楽を堪能できます
ステレオだけがラジカセの楽しみ方ではありません

今回の1790は以前からしつこい程お勧めしています

特徴は ラジオキングで 薄くて固いコーン紙
そしてデザイナーズラジカセであること

1974年に1980が発売 直ぐに爆発的な売れ行き
1980系の次の1980Ⅱが出たのは翌々年の1976年です

その合間の1975年にこの1790が発売される 1980の翌年です
後に詳しく説明しますが あの1980の直後になぜこの変わり種のラジカセを出せたのか

1980は残念ながら1980Ⅱの音の響きと比較するのは可哀そうです
チューナーの機能も段違いに1980Ⅱが進歩しています

その1980Ⅱの前にこの1790です

乾電池は単一で4本 テープ選択無し 録音のミキシングなんて無い無い
LOUDNESSとは逆の Vocal upスイッチ

それなのに カセットメカのオートシャットオフは見事で10並みの機能です
1980系の10倍ぐらい早く反応してくれます 相手になりません 雲泥の差です

何故1980系のカセットメカを採用しなかったのか 不思議です

異常なほどに薄くて固いスピーカーコーン紙
このスピーカーは低音の響きを強くすると すぐに破綻します 地味な感じで音割れします

デザインに特化して 前後のスリム化で乾電池は一列で4本搭載です
大成功している1980の機能をそぎ落として 極端に毛色の違うスピーカーを採用して

当時のSONYの恐ろしさというか こんな変わったおしゃれラジカセを出した翌年に
1980を数段進化させた 1980Ⅱが出てくるのです

他のメーカーは相当おののいた事でしょう

そして こいつはラジオキングなんです 1980Ⅱのチューナと同等の凄さです
薄いコーン紙の繊細な表現力に 頼もしいチューナー 聴く位置を選ばないモノラルラジカセ

現代の日常生活においても 立派なサウンドマシーンとして大活躍してくれます
仕上りも メンテがノーミスのバリもんの仕上りとなっています



出品は2点です

① SONY CF-1790
② ACコード SONY純正品

付録が3点

その一 ステレオ変換ミニプラグケーブル 1m新品
その二 取扱説明書コピー 冊子にて製本
その三 録音済み試聴用ノーマルテープ

ご要望がありましたら付録も発送致します



① まずはメンテナンス内容を列挙します

以下箇条書き 接点復活剤塗布は「塗布」と省略いたします

その① ボディと外装

ボディ前後解体洗浄研磨
前ボディ 上部パネル及びメッキ部分洗浄研磨
後ボディ プラスチック部分保護艶出剤塗布にて磨き
取っ手分解洗浄研磨
アンテナロッド 研磨と磨き 接点研磨と塗布
電池ボックス接点 研磨と塗布 スポンジ貼り替え
スイッチ類取り外し 洗浄研磨と磨き


その② アンプとチユーナー基盤

無水アルコールとナイロンブラシにて基盤清掃
メイン基盤とラジオ基盤 コンデンサートランジスター大量交換
FUNCTIONスイッチその他分解洗浄
ボリュームその他回転スイッチ分解洗浄
録音切替スイッチ分解洗浄
LINE INその他端子 洗浄研磨と塗布
全スイッチ点検とクリーニング
FMチューナー 感度微調整
基盤のハンダ不良点検


その② カセットメカ

フライホイール研磨
ベルト交換新品
左右のリール台修繕
キャプスタン軸 研磨と磨き仕上げ
モーター軸からスピンドルオイル注入
録音その他操作ボタン 清掃整備とグリス注入
テープ読み取りヘッド 成型研磨
アジマス調整
テープカウンターベルト新品
モータープーリー成形研磨によるテープスピード調整
ヘッド、キャプスタン軸、消去ヘッド辺りの消磁
カセット蓋アクリル 磨きと鏡面仕上げ


その④スピーカー周り

スピーカー取り外し清掃点検
スピーカー取りつけの締め付け強化
静電気防止の為の砂やすり貼り付け


②メンテナンス徒然日記

↓このカセットメカはちょっと変わっているけど 素晴らしいです


左上の画像
撮影看板が間違っているのではなくて 特別出演の165号の映像です
今回もバラしてこの様な画像を撮影したのですが こっちらの方が説明しやすいのでフューチャーです

これは左右のリール台をバラして並べたところです
手前の列が左の巻き取り側 奥が巻き戻し側

前後の列の一番左のパーツが両方ともいかれるのです この六角形の雌側が割れるんです
そーですね 私が今まで入手した1790の殆どが破綻しています

もーそうなるとどうにもなりません ワウフラッターがどうとかのレベルでは無いです
さて その破綻はどの様になるのか

巻き取りのリール台ですがここはクラッチ構造です
キャプスタン軸とピンチローラーが巻き取ったテープを 絶えず引っ張りながら巻き取っています

テープの巻き取りで径が変わっていくので 最初は忙しく
テープエンドに向けてだんだんとゆっくりと巻かなくてはいけません

テープの送りはキャプスタン軸とピンチローラーが主で 巻き取りのリール台はお助けです
テープの巻き込みの原因は すべてこのリール台のクラッチ構造の作動不足が原因です

そのクラッチ作動は ドーナッツ状でフェルトの様な素材の摩擦抵抗で成り立っています
その摩擦抵抗をしっかりと生み出すために リール台内部のバネで押さえ付けています

そのバネの抑えは すべてこの六角形の雄雌のハメ込みの力に頼っているのです
そうです ハメ込むだけなんです その六角形の雌側が縦割れしてしまうのです

慎重に瞬間接着剤を塗布して固定しておきました ついでに雄側にも他の接着剤で備えています

さて 巻き戻し側のリール台もバラすと ドーナッツ状のフェルトが出てきます
これは 巻き取りの際のテープエンドの衝撃を和らげる為のクラッチ構造です

ここも仲良く内部の六角形の雌側が縦割れするのです ただそれだけ
とっても良く出来たカセットメカなのですが 本当にもったいないです

左下の画像
そのリール台を組み上げたこの
接着剤固定をしたので当分大丈夫だと思います

疑惑のEリング

https://youtu.be/7a2usuqoifM ←オートシッャトオフのご紹介でもあります

出来上がりは このEリングの手前に3本の白線が入ったキャップをハメ込みます
リール台内部の六角形の雌側が割れると バネの力を押さえるのはこのEリングとなってしまう

1790のカセットメカは素晴らしいですが ここが弱点ですね
Eリングで何とか抑えていても 滑らかに回転するストッパーにはこの形状ではなりえません

だから この様にリール台が回ってもEリングは干渉していない ←これが大事なんです

右上の画像
カセットメカをバラすとこんな感じです
まあまあ部品数は多いですね

いつもの様に録音切り替えスイッチを押し下げるプレートは鬼の様に固着していました
全てのプーリーをクリーニングして 回転軸にスピンドルオイルを少々塗布します

右下の画像
手前の中央のギアにご注目 このギアはカムが付いていてシャットオフ機能の
往復運動を生み出します ところがこれが原因でワウフラッターが減らない

https://youtu.be/5uNisnBpgwI ←カム付きのギアの回転で往復運動が生み出されています

なんでここにバネがいるのか いまだに私には分からないです
これとそっくりなのが1980系のカセットメカ 同じくカムギヤを板バネで押さえつけてる

そして同じようにバネを少し緩めるてやると 途端に定期的に発生するワウフラッターが凄く減る
今回は内部のバネをふた巻きカットのシャコタン改造です

動画で分かるのですが 内部のバネは上のプレートと干渉しないように
円盤型のプレートが一緒に回っていて 変な抵抗が出ないようにしてある・・・

そこまでする必要があるのでしょうか なんだろう?
とりあえず素人が勝手にバネを緩めて ワウフラッターを減らしました

その結果がこれです↓

https://youtu.be/zbge_Hbux-8 ←これでしたらかなりのレベルの仕上りです

ここまで仕上がると どんなスローな曲のテープでも怖いものなし宣言 となります
うはは 瞬間接着剤でモータープーリーを径増ししてスピードを上げました

この方法はもう何年もやってますが 耐久性は問題ないと思います
すり減って遅くなったら 剥がしてまた径増しをやり直せばよいのです


↓花やしき2本掛けと通電メンテと電子部品交換


左上の画像
このカセットメカではフライホイール辺りのベルト回しは3本掛けも出来ますが 今回は2本です
なんだか花やしきの様な 古い遊園地みたいです

左下の画像
手前の1列モノが録音切り替えスイッチ 奥の2列が入力切替です
やはり汚れていますねー なんせ45年くらい経過してますからねー

右上の画像
接点ブライトでうるがして 研磨して汚れ落として 仕上げに接点復活材です
極細の綿棒でコシコシやると 最後の最後の汚れが落ちます そして乾拭き

この乾拭きは大事だと思います 余計な油分が残っていると汚れが付いてしまいます

ここを綺麗にしないとスッキリとした音の響きは聴くことが出来ません
なんて偉そうな話では無くて クリーニングすれば元に戻ると そうゆう事です

右下の画像
メイン基板です 特殊なものを除いてコンデンサーとトランジスターを新品に交換

https://youtu.be/tVp2jdnIjyM ←コンデンサーのシルバーでギラギラしてます

この様な電子部品を大量に交換する時の楽しみ方があります
トランジスターとコンデンサーのどちらから交換するか

今回はトランジスターから 交換後のテストはラジオチューンにてヘッドホンにて聴きます
これがね 凄いんです その前に切り替えスイッチとかボリュームをやっています

その際もヘッドホンでチェックするので その時の音量はそのままなんです・・・
音の響きの質がまるで別物です コンデンサー交換でもかなりの効果はあります

だけどトランジスター交換の効果はその3倍くらいです
音の響きの豹変ぶりに毎回ビックリします 凄いんです これが


↓チューナー基盤の電子部品交換と音の道のクリーニング


左上の画像
この1790のラジオは豪華スリーバンドです その切り替えスイッチ
こうしてバラしてみるとかなり汚れています そりゃ45年超えてますので 当たり前

左下の画像
ここは音の道です こうしてクリーニングすれば綺麗になります
通電不良は不思議なもんで 一旦つながるとその後は何でもないように好調です

でも・・・やっぱりダメなんです また通電不良は発生します
この辺りのスイッチはバラしてクリーニングすると 音の響きがスッキリとします

右上の画像
これが私がラジオキングと呼んでいる1790のチューナ基盤です
トランジスターは9個 昔の言い方で言えば9石ラジオですね

いやいや 今回も凄いです テストでFMを聴く時は指をアンテナに当てて 人間アンテナです
なんと その
我家は千葉県北西部 NACK5は埼玉のFMで79.5Hz よいベンチマークなのです

トランジスター9個交換で音質は格段にアップしています

右下の画像
これは上部パネルの回転スイッチです 一番左はVocal upのスイッチ
次がBASS そしてTREBLE 最後がVOLUME 回転式の抵抗はこの様にややこしい構造です

極細の綿棒で隙間からチマチマチマチマチマ。。 ふう 疲れた とクリーニング
もともと この回転式の抵抗スイッチはガリなど出にくいです でもここも間違いなく音の道です



③この1790のいいところ

↓スピーカーのコンデイションが驚くほど良いです


素晴らしいコンディションです 惚れ惚れしてしまいます

https://youtu.be/uz2_rxzXTV8 ←思わず記念に回転動画に納めました

もう45年以上前なのに・・・よくぞこんなご無事な姿で ありがたいことです
大騒ぎしていますが このコーン紙はとっても薄くて固くて パリッパリッなんです

湿気の多いところだと この薄いコーン紙がヘロヘロになってしまう
そうなったら終わり 薄いコーン紙はもろいのです

https://youtu.be/QE2Zc6oPZB4 ←1980系ほどでは無いですが こいつも後に盛大に音を出します

再生は付録の録音済みテープです 今回のテープは未開封のほぼ新品テープです

この1790の音は独特です 音の響きに柔らかさがあって繊細です
特にラジオのアナウンサーの声なんて もの凄く臨場感があります

https://youtu.be/BymHeFD29Lw ←春らしい天気予報です

途中でVocal upを入れています そうすると人間の声の音域が強調されます
ラジオの音を大きくしなくても とても臨場感が増すので とても便利な機能です

この1790は直ぐに音割れするんです

https://youtu.be/41jmzs6_hIs ←いつもの低音が効いた曲です

少々片寄った条件のテストですが すこしBASSを強めると一番低い音域が ボスボスと割れてます
そりゃ こんな薄いコーン紙のだもん そんな低音出せないさ という事です

割れる割れると言っても エッジの無くなった10程では無いです
低音の響きが美しく無くなる そんな程度です でも私からするとダメな響きです

それでも 薄いコーン紙だから出せる音があるのです そこでVocal upなんです
45年以上前のモノラルラジカセに イコライザー的な機能があるんです

私の解釈ですが
低音に弱いからボリュームを上げられない手前で ボーカルを生かす

テープ選択なんて無い 録音レベルの調整はオートだけ
マイクのミキシング録音なんて 無い無い

それなのに 音質の調整はBASSとTREBLEで分かれていて そこにVocal up
設計者はこの薄くて固いコーン紙の音の響きを世に出したかったのでしょうか

その他でで私が知っているのは 10の兄弟モデルの様な7とU4SFです
どちらもコーン紙が薄くてとっても固いです 指で軽くたたいても パンパンと金属的な音がするくらいです

その薄いスピーカと優秀なFM受信

https://youtu.be/_BHEuslUTBk ←三重のハモリが見事です

見事なFM受信です 我が家の撮影台は電波状況が最悪なんです
それでこのクリヤーな受信ですから 本当に頼もしい奴です


↓上部パネルがとても綺麗です


左上の画像
まさしくこれがユニバーサルデザインです 今回は我慢して説明を割愛しますが
この湾曲したボタン頭部 暗闇でも指で分かる凸凹があります

ボタン自体も楕円形の円筒で 上がメッキでしたがブラックのバイカラー
ところが録音ボタンだけ下がレッドなんです 停止は頭部がブルー

ユニバーサルとは子供から大人まで使いやすく 視覚的にも分かり易いデザインという事です
あの軍用ラジオの様な深緑の1980の次にこのデザインは凄いです

左の黄色くてひと回り小さなボタンは 周波数表示パネルのライトです
このパネルもこんなに大きくて分かり易い表示が他にあるでしょうか

動画でちょこっと紹介していますが アクリルの内部を光が反射して 白文字を浮かび上がらせます
SONYの他のラジカセでこの方法を採用しているモデルがあるのでしょうか

左下の画像
スライドじゃなくて全部ダイヤル方式 その高さや径の大きさはとっても操作しやすいです
ツマミのデザイン自体も凄く見やすくて まさにユニバーサルデザインと言えるでしょう

右上の画像と右下の画像
このツイーターのカバーには刀キズの様な 斜めのキズがありまして
誤魔化す程度の修繕ですが アクリル塗料を筆塗りしておきました

動画を見て頂くと分かるのですが 途中までキズありで録音再生辺りから綺麗になっています
この辺りのシルバーのところのキズは結構目立つ なので誤魔化すとキリっとしてカッコいいです


↓デザイナーズブラックです


上段の画像
リズムよく配置された操作ボタンとダイヤル 目で見て分かり易く 触ってみるとさらに良く分かります
操作ボタンやダイヤルに対して すぐに認識できて ボタンもダイヤルも操作感も素晴らしいです

あのムニュとした手ごたえで サイコロが片寄せあっている様なボタンの1980系とは別世界です

中段の画像
これは周波数表示パネルのランプを点灯しているところです なかなかうまく撮影できなくて苦労しています
何度もしつこいですが こんなにも見やすいパネルが他にあるでしょうか

下段の画像
ここもキズがなく 文字がはっきりとしているのが嬉しいです


④この1790の残念なところ

ラジオキングと言いましたが 実はAMの受信が少し弱くて 短波はダメそうなんです
これはメンテ前からその症状はあったのですが 電子部品を交換して ハンダをし直したりしました

それでもあんまりよくありません もともと短波はチューニングするのが大変なくらいなので
私としてはそこに情熱も無いのですが AMは受信の良い局はいいのですが 弱い局で良くないです

当たり前の様な話ですが 時々この様な症状のチューナーがあります
AM受信をご期待の方は次回の1790にご期待ください

そのかわりと言っては何ですが FMは素晴らしいモノラル受信です ノイズも少ないです

全体的には綺麗ですが 小傷はそれなりにあります

しっかりと洗って研磨して艶出しをしてあるのでとても綺麗なボディです
それでも小傷はよーく見ればあるのです 一部タッチペンの様な筆塗りでキズを隠しています

もう発売されてから45年を経過するところです このコンディションはとても貴重ではないでしょうか


私がデザイナーズラジカセと呼ぶ理由


上段の画像
特別出演の1980Ⅱの部品取り君です
私にとって とても貴重な資産なんです 名機再生にはこのような部品取り君は欠なんです

という話は置いといて・・・後ろに1790が隠れています 幅が少し広いのです

中段の画像
前後の厚みです もしかしたら1790のほうが少し厚いかも 高さは1790が高いですね

下段の画像
見てください 後ろボディのサイドを狭めるようにえぐっているので
ちょっと斜めから見るとこのようにスリムに見えるのです

幅を広げて少し高くして 後のボディの両サイドを絞って
この幅の狭いサイドパネルの為に単一4本直列搭載なのか

そしてデザインの為に機能を簡略化して ボタンやダイヤルを減らしたのか

過去の動画も見て頂くと分かるのですが この1790のレベルメーターは素晴らしく動きが良い
あのもっさりとした1980系のメーターとは 雲泥の差です

レベルは丸形メーターで針は上振り チューンメーターは長方形で針は下振りです
このチューンメーターの反応も素晴らしくて 動きもとても綺麗です

機能を簡略化しているのに メーターは間違いなく段違いの高級品です

1970年代中盤は ラジカセの創成期と言ってもいいと思うのですが
大ヒットの1980の翌年に なんとも風変わりなおしゃれラジカセを発売したことか

歴史を振り返るのは簡単な事なのですが どうしてこの時期にこんなことが起きたのか
時々不思議な事が発生しているので 歴史を振り返るのは楽しいのです

薩長同盟と大政奉還 下痢止めと下剤の両方の効果で 不思議な歴史の事実です

1790の翌年に 音質もチューナーも飛躍的に進歩した1980Ⅱが発売されます
なぜその合間の年に同じメーカーから こんなラジカセが発売されたのか 不思議ですねー


⑤この1790のテスト中の変調

90分テープの往復再生を繰り返していますが ピクともせずに快調に音を響かせています
テストから翌日ぐらいで例のバーンがしっかりと来ました 部品が馴染んだのでしょう

このままテープ再生をしているとテープスピードが少し速くなることがあります
それは各回転部分が馴染んでフリクションが減るのか それともモーターが調子を上げるのか

もし落札いただけましたら 再調整をします 速くなっても遅くなることは無いので
モータープーリーを少し研磨すればよいのです


⑥この1790の出品直前の現況です

撮影は時々出てくる電波時計をご確認下さい

絶好調のテープ再生から

https://youtu.be/xczdnC0vez4 ←電池駆動で回転 この動画はブロックされるかもしれません
https://youtu.be/Ni39b90W9ww ←これも付録の録音済みテープ バラードも安定再生
https://youtu.be/XH6xaUbgyuQ ←バラードでいきましょう これも安定再生
https://youtu.be/D9jD_jqr0zk ←前奏のピアノと間奏のバイオリンの響きに淀みがありません
https://youtu.be/sGw7fIjCwHc ←いつものベンチマークとしてのメタル再生

ここまで安定してくれると嬉しくてメシウマです V8とか686レベルでは無いのですが
ワウフラッターの揺らぎの幅か小さく穏やかだと ここまで安定します

最後のメタルテープはいつもの曲ですので比較用です その前の4本はすべて付録の録音済みノーマルテープです


ノーマルテープにこのレベルの録音をしてくれます

https://youtu.be/pl9FdVslJgI ←元気な曲を元気なままでしっかりと録音しています
https://youtu.be/4QNseumUAzo ←ゆったりとしたバラードでも大丈夫

うはは ノーマルテープにここまで録音してくれると笑わずにいられません
ツイーターのカバーを見てください 刀キズが殆ど目ただなくなっています

ノーマルテープでここまでの音が出せるのであれば
オリジナルの録音でテープ再生を楽しめます もちろん入力はハイブリッド再生でお願いします


こいつのハイブリッド再生は聴き応えがあります

https://youtu.be/Lw4msH_9IrA ←長いです ライブでの一発録音の臨場感を感じてください

ハイブリッド再生は私の造語です デジタルオーディオプレーヤーからの入力です
iTunesのイコライザーは神セッティング AirMAc Expressをかましています

発売当時はこんなレベルの入力はまずないでしょう そして電子部品は令和の新品がてんこ盛り
モノラルラジカセで2Wayのツイーター付き 45年以上前のモノラルラジカセが現役で通用します

通用どころか 紙でできたスピーカーははるか昔に生産中止となっているのです
製造の液剤に発がん性物質があるとかないとか

Bluetoothのスピーカーがすべてドンシャリとは言いません
スピーカーのサイズも全然違いますが 音の響きが根本的に違います

この時代のラジカセでなければ聴くことのできない音の響きがあるのです


ラジオは短波がダメで AMが少し弱いです

https://youtu.be/WkL_728GvE8 ←まずは室内で
https://youtu.be/51Q9sSEfrLg ←そしてベランダで受信

最近の動画再生の回数で思う事なんですが ラジオ受信の動画の回数がすぐ伸びます
しかも屋外受信だけがやたらと視聴回数が伸びる やはりラジオの需要があるという事ですね

乾電池でどこでも楽しめるのですから 素晴らしいモバイルマシーンですね
屋内の撮影台は電波環境が酷いのに NACK5がここまで受信できるのは凄い事なんです



まとめ・・・

異端児かもしれない
おしゃれなデザイン

機能は大胆に省略
操作はユニバーサル

カセットメカは安定
シャットオフは切味抜群

薄くて固い紙の音の響き
現役のサウンドマシーン

綺麗なままで「半世紀ラジカセ」になれます
その時 他の「半世紀ラジカセ」と比較出来たら とても贅沢ですね


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